襖カレンダー2015発表

襖カレンダー2015
2014.11
一般社団法人 日本襖振興会

アジアからヨーロッパ、アフリカまで一つのまことに大きな大陸の中で太古より多くの民族が興亡する中で人々は外敵から守るために町全体を城壁で囲み、石で住まいを囲み入口や窓を配した造りをすることで暮らしを続けてきた。それに対して四方を海で囲まれた私たち日本人は、蔀戸や障子、襖といった道具で外と住まいを仕切り、それらを開ければ大きな開口部から圧倒的な自然を眺め、感じることができるという、まことに欧米に比して外と内を曖昧に隔てるという暮らしを続けてきた。そしてすでに平安時代には一部の貴族の館では室内において襖で各部屋を仕切り、住宅内の空間をフレキシブルに使えるというまことに便利な道具が現れ、それ以降発達してきた。一年を通して気象条件の厳しい日本では秋から冬にかけてはそれらの仕切りは閉めざるを得ない。しかしながら日用品にいたるまであらゆるものを自然の恵みを使いうまく利用してきた日本人は、やがて襖という広い面積に絵を描きはじめ、鎌倉期に日本に紹介された禅宗の影響を強く受け、生活用具としての襖に文化・芸術性までも付帯させ価値を高めていった。それはときに動植物や風景であり宗教観であり祭礼などの行事であった。現在主に京都に国宝をはじめとした多くの襖絵が寺院などに残っているが当時は寺院などがパトロンとなっていたことの証である。しかし一般の民家にも描き絵による襖絵が残っている事例は少なくない。そして好事家たちの根強い人気を得て僅かではあるが一般の住宅に描き絵の襖が採用されている。これからの住宅の中で仕切る道具として機能性だけではなく空間を演出する対象として襖の魅力の一端を紹介する。2015’版は「現代の襖絵師とその作品」と題して現在活躍中の襖絵師を紹介する

【取材先】掲載順

■京都 宮絵師 安川如風

■襖絵師 秋田英男

■水墨画家・現代美術家 土屋秋恆と墨閃会

■文人画家 加藤不譲

■襖絵師 島田由子

■京都妙心寺 退蔵院 襖プロジェクトの紹介と襖絵師 村林由貴
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