一般社団法人日本襖振興会解散のご報告

拝 啓
貴社、益々ご清祥の段お慶び申し上げます。
一般社団法人日本襖振興会は、本年10月7日の定時総会での審議により、同日をもって解散させて頂くことになりました。 これまでの長きにわたる皆さま方の暖かいご支援に深く感謝申し上げますとともに、ご期待に十分お応えできなかったことをこの場を借りお詫び申し上げる次第です。会員皆さま方のご健勝と今後益々の業界のご発展を切に願ってやみません。誠にありがとうございました。

敬 具

令和4年9月

一般社団法人日本襖振興会
代表理事 池田 修治
理事 星野 貴洋
理事 小野 之裕
理事 宮永 真和
理事 宇野 裕次
理事 榎本 典明
理事 中川 明
監事 加藤 幸雄

<解散に至る経緯> 令和3年度事業報告書より
令和3年度事業は昨年度に引き続き休会とし、ホームページの管理、トピックスの更新、あなたの街の襖屋サイト、襖紙の検索サイトなどIT関連の管理に特化したため特筆すべき事業報告はありませんが、今年度最後の第57回理事会で審議し振興会を解散するに至った経緯を記して今年度の事業報告に代えたいと思います。当初の事業計画や第54回理事会報告の通り、問題提議されている「主たる事務所」として登記すべき住所が定まらない中、事務局からは今後は十分な対応が難しいという旨の通知が届き、昨年7月1日からは振興会HPのお問い合わせページを削除、同時に会社概要その他ページで、振興会事務局の住所、電話、FAX、メール@が掲載されている部分を抹消して情報を必要とする方々と振興会の繋がりを遮断するに至りました。これにより各種の問合せにお応えすることができなくなっただけでなく、賦課金等各費用の請求業務も行うことができなくなり、結果的には前年度に引き続き不本意ながら令和3年度事業を休止することを決定。こういった経緯のなか前述の事務局の問題だけでなく、時代にあった活動方針、理事役員の後継問題など振興会の今後の新しい運営基盤について、いろいろと議論を繰り返したものの妙案を見出すに至らず、先の見えない状況が続きく中、コロナウイルス感染が拡大、リモートによる理事会を開催したものの、本来の広報活動に関しても積極的な活動を起こすことが難しい情勢で、やがて資金が枯渇し、最低限のHPの管理経費すら捻出できないのではないかという状況が見えてきたため、期末の第57回理事会で慎重に議論を行った結果、やむなく日本襖振興会の解散という結論を選択するに至りました。日本の人口減少、住宅着工数の減少、和室を希望する消費者ニーズの変化もさることながら、消費者との接点である設計関係者ほか関係部署で和室を提案できる人が減少、しかもこういった方々も既に和室にお住まいになっていない方が目立って多くなっている状況下、やがて多くの現場で和室がオプション扱いとなり、結果として建築費が洋室に比べて割高になっているのが現状。こういった状況を打開するためにも、消費者や関係者等への襖に関する啓蒙活動やセミナー、一般消費者への広報など、今こそ積極的に行うべき時、誠に残念であると言わざるを得ません。いずれにしても令和4年度の総会で承認を頂き最終確定することになりますが、会員の皆さま方はじめ、当初代表の故岸本文平氏、歴任された多くの理事各位の献身的なご努力に報い、ご期待に応えるどころか、このような事業報告をしなければならなくなったことは、誠に面目なくまた痛恨の極みと致すところでありますが、令和3年度事業の終了をもって、日本襖振興会はその歴史に幕を下ろすこととなりました。諸状況から「解散するしかないね」と苦渋の選択をされながら、「襖文化の積極的な広報活動は業界に携わるものがしなくて誰がするのか、絶対に残さなきゃダメだよ」という言葉が最後となった亡笠井前代表理事の言葉が重く感じられます。最後の事業報告を記しながら、私ども理事一同、ここに改めて会員の皆さま方には長年のご理解ご支援に深謝するとともに、末長い業界の活性を心より祈念するものでございます。

(令和4年10月7日)

<解散決定のご報告> 第12回定時総会報告書より
日本襖振興会会員の皆さま方には、これまで大変お世話になってまいりましたが、去る10月7日開催の第12回定時総会において、一般社団法人日本襖振興会を解散することを決定させて頂きました。この日をもって理事、代表理事は解任し、今後は中川 明氏を清算人、実務を林誠一司法書士に委託して法令に則った手続きを進めることで承認を得ました。つきましては今回の総会開催日である10月7日付で収支決算報告書を作成して残余資産を確認、その後解散に係る諸費用を清算の上、令和5年1月末で、最終の収支決算報告書をご報告する予定になっております。なおホームページ関連は、1月末頃まで開示する予定です。またこれまでの、配布資料のうちご活用できそうなものを本日同封致ましたので、もし宜しければご利用ください。但し表示価格のあるものは製作当時のものですのでご留意お願致します。会員の皆さまには1999年8月21日の夏、名古屋において趣旨説明会を開催して以来、長きににわたり暖かいご支援を賜りましたことを振興会理事一同、心より感謝申し上げるとともに厚く御礼を申し上げたいと存じます。誠に有難うございました。またこれまでご担当頂きました多くの理事各位には、その献身的なご努力に感謝申し上げますとともに、襖への熱い想いに敬意を表したいと思います。最後になりますが、会員各位のご健勝と業界の益々の発展を祈念しながら、一般社団法人日本襖振興会の幕を閉じ、最後のご報告に代えたいと思います。

(令和4年10月吉日)