あゆみ

10年のあゆみ

日本襖振興会は、日本の伝統である襖をより多くの方に知っていただき、更に世に広げるための「広報活動」により力を入れるための活動を進めるという思いに有志たちが集まり、関連企業様にご賛同・ご協力を頂く中、平成11年(1999年)8月、日本襖振興会の正式発足から、2009年をもって10年という大きな節目を迎えることができました。

設立当時、20世紀が終わりを遂げ、21世紀を目前にしながら、世の中が劇的に変化が著しく早まり、襖元来の伝統の継承を守りつつ、どうすれば襖を現代の生活空間で共存させることができるかという思いが交差し、各襖関連企業様をはじめ、襖紙店様や各工務店様などありとあらゆる皆様にご理解・ご協力の支えがあってこそ、今日まで活動を続けられたことに心より御礼申し上げます。

振り返れば、この10年はまさに振興会としての広範囲な活動を行うための下地を徐々に固め、土台づくりの10年だったのではと感じております。それらは「襖を知ってもらう」活動の試行錯誤の連続だった、と言うこともできるかと存じます。

私ども日本襖振興会は他の団体とは違い、有志が集まり、活動を行う団体ではございますが、年を重ねるごとに、会員数は増え、設立当時は、まだままならなかったインターネット通信のインフラが飛躍的に普及し、以前よりも情報の共有と交換が容易になり、皆様にいち早く情報をお届けできる環境とあいまって、活動は徐々に広がっていったかと思います。

またこの10年は日本経済は停滞を極め、襖関連業界も例に漏れず、その影響を受けており、順風万藩ではなかったのも事実でございます。住宅事情やライフスタイルの変化、特に若者たちの襖をはじめとする日本様式の和室などに触れる機会も激減し、活動はまさに各関連企業の存続を見つめなおす場でもございました。

しかし10年経った現在も、襖に関する広報活動は業界以外の分野では、まだ世間に十分に認知を頂けていないこの現状から、協会の活動を更に強化していく必要があると痛感しております。

10年という節目を迎えつつ、活動を総括し、今後の10年、20年と未来へと繋がる活動に向けて更なる飛躍を遂げたい所存でございます。

また10周年という節目のこの年に、ホームページを新たにリニューアルオープンさせることで、「襖の美」を多くの方々に触れていただける場として活用していただければ幸いでございます。

引き続き、襖関連企業様、ご賛同して頂いている多くの方々の更なるご支援・ご協力を心よりお願い申し上げます。